2011.02.16[水] – 2011.03.20[日]
仙谷朋子
contact#3 dessin de l’air
仙谷朋子は日本の東京藝術大学にて彫刻を、パリ大学では写真を各々専攻している若手であるが、今回は敢えてドローイングによる空間構成に挑戦している。余白を充分に残した平面のごく一部に描かれているモノトーンの水泡体は広大な空間を自由に使える立体作家の代償行為であり輪郭のみ描かれた球体は何よりも具体性を写す写真のアンチテーゼである。そんな事に臆する事も無く作品制作にむかう仙谷の姿勢は不思議な魅力に満ちている。