The manners of photography #003
石川真生 写真展のお知らせ
この度、nap galleryでは、石川真生 写真展展を開催致します。ヴィンテージプリントの魅力とコレクションする楽しみを感じてもらいたいとの思いで始めた企画展「The manners of photography」も3回目となりました。本展は、私の大好きな作家さんの一人である石川真生さんご協力のもと、1970年代から80年代のプリントをお借りし、約40点を展示いたします。
当時のプリントには、時代、感情、空気、様々な状況と関係を凝縮した魅力があります。石川さんのプリントには乱暴とも思わせるプリントもありますが、それはシャッターを切った時、暗室でプリントをしている時の彼女の心なのです。写真という工業製 品から生まれた1枚の「力強さ」をご高覧ください。
[沖縄芝居 仲田幸子一行物語/Sachiko Nakada’s Theatrical Company 1977 – 1991]
[港町エレジー/A Port Town Elegy 1983 – 1986]
石川 真生
1953年、沖縄生まれ。1974年、WORKSHOP写真学校「東松照明教室」で学ぶ。その後、一貫して沖縄と沖縄に関わる人々を撮り続け、国内外で精力的に活動を続けている。2011年「FENCES, OKINAWA」でさがみはら写真賞を受賞。近年の主な個展に「フェンスにFuck You!!」(アカラギャラリー・沖縄・2012年)、「港町エレジー」(photographers’ gallery・東京・2012年)、「沖縄ソウル」(EAST GALLERY・ロンドン・2010年)、主なグループ展に「アジアをつなぐ-境界を生きる女たち1984-2012」(福岡アジア美術館・2012 年)、「沖縄・プリズム1872−2008」(東京国立近代美術館・2008年)、「永続する瞬間・沖縄と韓国、内なる光景」(P.S.1コンテンポラ リーアートセンター・N.Y.・2004年)、主な著作に『日の丸を視る目』(未来社・2011年)、『沖縄ソウル』(太田出版・2002年)、『沖縄芝居 仲田幸子一行物語』(自費出版・1991年)などがある。