[ The manners of Photography #5 ]
写真をコレクションする楽しみをお伝えする展覧会を開催いたします。約4年ぶりとなる本展は、写真をコレクションする面白さをお伝えできる場となることを期待して2011年より始めました。(https://napgallery.jp/exhibitions/the-manners-of-photography/)
以前よりチバクロームプリントの美しさを多くの方々に、また若い方々に知ってもらいたいと思い作品を探していたところ、ジョナス・メカス氏の作品の中でチバクロームプリントの作品をご紹介いただき、今回の展覧会を開催する運びとなりました。とても貴重な作品を是非ご高覧ください。
現在、カラープリントという作業がとても簡単に出来るようになったという幻想の中、色のもつ力を見落としているのではないでしょうか。本当にその「赤」でいいのかその「緑」でいいのか・・・　自問せずに安易に企業に押し付けられた色でつくられている写真を多く目にします。
40年前、高橋恭司という稀有な作家が自問自答を繰り返し、自分の納得する色を見つけるために自作した引き伸ばし機でプリントした作品も展示いたします。
「写真」は、簡単になんとなくいい感じに写るものかもしれませんが、一筋縄ではいかないとおもいませんか。