nap galleryは、タムラサトル「接点#4」を開催いたします。映像、立体を用いたインスタレーションで国内外でも注目を集めている作品の中から、本展では光りを用いた作品を展示いたします。
タムラの一貫した制作テーマは「いみの不在」であり、タムラ曰く「電流が流れ、光が明滅する単純明快な照明装置」であるといいます。しかし、光が点くという 単純行為。不安定な一瞬の瞬き。意味ありげにつくられている連続する動作は、意味の不在を覆しながら存在し、力強く私達に意識させます。本展では、ユーモアの中に潜む皮肉を多岐にわたり表現してきたタムラ作品の中から、より一層余分なものを排除した新しい接点のシリーズを発表します。
背景をもたない 思想的に真っ白な作品をめざし、意味の破壊をテーマに作品を制作。その破壊は決して重いものではなく、むしろ軽やかに行われます。笑いさえ おこるでしょう。作品の中で、意味を積極的に破壊するか、もしくは意味がつかない状態にしてしまいます。素材・形態が持つであろう意味・設定・目的から も、自由でありたいのです。あるいは、それらに疑問を持っているのです。
タムラサトル