(JP) この度nap galleryでは、当ギャラリーの第一回目の展覧会「Dusk/Dawn」を発表してから約3年ぶりとなる下道基行の個展を開催いたします。下道は光州ビエンナーレ2012の新人賞を受賞する等、活躍目覚ましい作家として国内 外の美術館で多くの展覧会に招聘されています。
夕暮れの瞬間に想いを馳せたとき、その彼方に実存する「世界」は何か。作者の持つ鋭い洞察力によって旅を通して見つけ出した瞬間を新たに提示しています。
ある国の海岸で、海に消えて行く太陽を眺めていた。
ゆっくりと暗がりがやってきて、そのうちすっかり夜になった。
僕はずっと、海の向こうのどこかで、はじまる朝をそうぞうしていた。
下道基行